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    サイディング外壁と弾性塗料

    • 2013.01.25 Friday
    • 21:05

     今日は、あるご相談があって伺った。サイディングへ

    弾性塗料を塗った現場で、塗膜がプクプクに膨れている現場でした。

    だからそれについて、今回はお話しします。前にも何回か話しました

    が、今回はより詳しくです。当店ホームページにも、サイディングに弾性は

    やめておいた方がいいと、記載していますが、念のためと思い、見てくれてる方、

    下記の長い文章をご覧ください。


    まず、知っておいてもらいたい事をお話しします。

    ☆塗料で、トップ(色として)の仕上がりとなるシリコンとか、ウレタンなどの

    塗料は、要は水のようにさらさらした液体状の塗料です。だから塗っても、膜厚は

    1ミリにもはるかに満たない厚さなのです。だから、仕上げは2回塗るのは

    当然なんですね。1回塗りではきれいにならないし、透けてしまいます。

     簡単にトップの塗料とは、ホームセンターとかでもよくある、単に色の

    塗料の事を言います。


    ☆それと下塗りで行う玉吹きとか、マスチックローラー仕上げなどを

    行い下地を整える時に使用する、ドロドロの液体、これを簡単に言うと、

    下地調整材(タイルベースや微弾性フィラー)なんですが、いわゆる

    具みたいなもんです。


     これらは、どちらにも硬質のものもあれば、弾性のものも存在します。
     

     施工の際、下地調整材いわゆる具は硬質で塗装して、トップは弾性塗料

    なんて意味の無い事もできますが、具が弾性塗料の場合は、トップも

    弾性塗料を使用します。つまり具が通常の硬質の場合は、普通にトップも

    硬質を使用するのが普通で、下が弾性塗料なら、トップも弾性塗料じゃ

    なければ、下と上で塗料の伸びが違い追従しないので、そういう選択に

    なります。


     あと値段では、硬質より弾性塗料の方が値段的には上で、そうなると

    下が弾性で価格が上がれば、トップも弾性用になるから、自動的に

    材料費は跳ね上がりはします。そして、弾性塗料の場合は、弾性塗料

    として使用できる塗料が限定されるので、選択肢も狭まります。


     ちなみに、現在の主流の微弾性フィラーという弾性と硬質の中間の

    性質を持つ微弾性塗膜は、下地調整材だけに存在し、トップには

    普通に硬質の塗料を塗るのが普通です。だから手塗りでも微弾性フィラー

    のマスチックローラー仕上げは、弾性という名前はついても、特別に

    値段が上がるわけではないんです。よく出る塗料ほど、価格は下がり

    ます。


     さらに因みにですが、例として関西ペイントのセラMシリコンという

    弱溶剤2液型シリコン塗料を挙げます。この塗料は2液型なので、硬化剤

    を加えるんです。その際に硬質の硬化剤から弾性用の硬化材に変えるだけ

    で、弾性塗料として使用できるんです。このように弾性塗料の場合は、
     

    硬化剤を変えると変化するものが多く、そうなるとほとんどが2液型の塗料

    となるので、普通にそれだけで価格は上がります。1液型の元から弾性の

    性質を持つ弾性塗料もありますが、そんなに数多くはありません。

     あと弾性塗料にすると、硬質よりも耐候性が多少落ちると聞きます。

    艶も通常の硬質よりも、少し控えめにはなります。

     ちょっと話は逸れましたが、このように塗料には弾性塗料と

    通常の塗料(硬質塗料)が存在します。


     
     そして本題ですが、サイディングに、弾性塗料がいけないというのは、

    サイディングの壁は、熱をすごく持ちやすいんです。モルタルとかコンクリートの

    壁だと、砂やセメントを混ぜた素材でできた壁なので、熱を持ちやすいとか、

    そんな話は全く関係ないのですが、サイディングの壁は簡単に言うと車のボディー

    のように滑らかで、もろに熱が伝わる素材です。そして、弾性塗料というのは簡単に

    言えばゴムです。輪ゴムが紫外線に当たり続けるとプチプチになるのは、

    伸縮し、それに耐えきれなくなるから、切れるんです。それをごっつくした

    ような塗料が弾性塗料なので、弾性塗料は当然伸縮を繰り返します。


     熱を持ちやすく、通気をするわけでもないサイディング外壁に、弾性塗料

    を載せると、弾性塗料は激しく伸縮します。だから、その際にサイディング

    ボードと弾性塗料の間に空気を巻き込むようになり、それが続くと弾性塗料は

    膨れとして、現れます。だから、弾性塗料は基本NGと言われています。


     多くのホームページでも、サイディングにトップの色を塗装するだけなら、

    弾性塗料を使用し、コーキング部分の上に乗る塗料を避けさせまいと考える

    業者もいますが、最近、そういう場合でも膨れている建物を、団地を回って

    いて見る事があります。あと、仮に弾性塗料のトップをサイディングに

    塗って問題なかったとしても、次に塗り替えるときに、弾性力がすっかり

    なくなっていればいいかもしれませんが、その効果がある状態の時に、さらに

    弾性塗料をかぶせれば、ダブルでゴムで密閉されるわけだから私はやばいん

    じゃないか!?とも思いますので、あっさり、サイディングに弾性塗料という

    危険性は避けた方が良いと思います。サイディングに下塗りの具から弾性塗料

    を塗装すると、まず間違いなく膨れます。

     弾性塗料には、透湿性能というものが備わっていますが、それでも

    膨れる環境にあれば、関係なく膨れます。


     だから、塗料の選択というのは簡単ではなく、建物の素材とか密着性という

    話が一番重要で、毎回当店では、塗料販売店と打ち合わせてから、塗料は選択

    するようにしています。トップに流行りの良い材料を塗るからどうこうという

    だけの業者は、好きにしてもらえればいいですが、本来、塗装はそういう所が

    まず重要なんです。耐候性の良い塗料とか、○○塗料です!!なんて話は、ただ

    それを選択すればいいだけの事で、だから塗装の質が高いとか、良い業者だと

    思わせるのは昔からある手法で、素人の目を惹かせる為だけの集客手段でしか

    ありません。何も知らない人にとっては難しい話ですが、こういう”考える”と

    いう事を繰り返すのが、塗装の仕事です。職人が行う仕事である以上、こういう

    情報は当店では敏感にしています。


     現在何らかのお悩みがある方はいつでもご相談下さい。ご相談頂ければ

    必ず問題解決できるよう、全力で対応させて頂きます(#^.^#)

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    • 21:05
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      コメント
      こんにちは。検索で平井塗装店さんのHPや、このブログの書き込みを拝見してなるほどと納得させて頂きました。
      実はサイディングの塗り替えで悩んでいます。築26年で塗装
      を15年前にしましたが半年で塗装が流れ出し、塗りなおしてもらい数年で膨れが出てどんどん広がってる状態です。当時訪販の塗装会社信用していましたが、工期は3日で小雨の中作業していた状態でした。そして今となって気づきましたが塗り直しをどうも弾性塗料をしたようです。保証期間が過ぎていましたがたまたま、また今回訪問があったので有料で無機フッ素を塗るように勧められましたがこれもかなり不安でなりません。その他色々とお尋ねしたいことがあるのですが電話で相談とか可能なのでしょうか?
      • yamaさん
      • 2014/07/19 11:22 PM
      かなり前のブログをご覧いただき、コメントありがとうございます。塗膜の膨れに関しましては、色んな要因があり、実際に現場を見てみないとはっきりしたことは言えませんが、おそらくプクプクに膨れるのであれば、単層弾性というタイプの塗装をされている可能性が一番に考えられます。これは、色んな意味で、良くないので、当店では絶対にお勧めしていません。一概に、弾性だから膨れるという物でもなく、サイディングに単層以外の弾性系の塗料を使っても膨れていない建物だってあります。例えば、溶剤系のシーラーを使用して施工した場合では、色々膨れにつながる原因はあるようです。専門職で無い人に、細かい事を言っても難しいだけですので、細かい話はやめておきますが、今回のコメントから一つだけ言わせて頂こうと思うのは、上塗りに無機系の材料とかフッ素とかを塗れば、膨れが無くなるとか、無くならないという話は、ほぼ関係ないです。膨れる原因がある限りは、その原因を止める施工をしない限りは、上塗りに何を塗ろうが、また膨れるでしょう。
       飛び込み営業マンを一概に悪いとかと言うつもりはありませんが、一般的に悪く思われるのは、受注する事しか考えておらず、材料の性能を種にし、○○を塗るから・・・とおすすめをしてくるだけの塗装営業会社の人間は、正直、細かい塗装の話は分からない人がほとんどです。塗料の話などは、普通の塗装店から考えれば、それほど重要な事ではありません。なぜなら、驚くような魔法のような塗料なんて存在しないからであります。要は、建物の事を考えて、どういう理由があり、どういう施工をするという具体的な提案と、それを実行するためのちゃんとした母体がある会社なのか?という事を見極める事の方が重要です。良く聞く話では、イケイケのよく広告を出すようなリフォーム会社でさえ、塗装の知識があまりない営業マンが担当したならば、その下請けの塗装店が、こういう施工は良くないと、営業マンに言い返しても、営業マンは「こういう施工で契約してるので、その通りに施工して下さい」などというゴタゴタがあったりするようです。だから、とにかく実際に現場を何社かの、できれば地元の直営の塗装店に見てもらい、自分が納得いく説明だと思える業者を探すことをまず、お勧めします。それでも、分からない事がございましたら、いつでもご連絡下さい。
      • 平井塗装
      • 2014/07/21 8:57 PM
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